投稿日:2018/04/09 |最終更新日時:2018/04/11

横浜の動き

2018年2月9日、カジノ業界大手のMGM Resorts Internationalは、東京都内で記者会見を開催。
ジェームス・ムーレンCEOがプレゼンテーションを行った。

内容は
・ターゲットは、大都市である東京、横浜、大阪に特化(それぞれのイメージパースを紹介)
・日本企業主導のコンソーシアム(企業連合)を形成へ
・多くの日本企業、地元企業と協業したい
・日本の伝統、文化を尊重、ビジネスシーンを理解
・日本の文化を海外に発信。海外のエンタテインメント、MICEを日本に導入

そこで、今回は賛成派と反対派の意見が交差する横浜市のIR関連動向をまとめてみました。

横浜市 2018年度予算案
IRは前年同様の調査費、中計方針=IR言及なし
・1月30日、横浜市は、2018年度予算案を発表
IRについては、引き続き情報収集や分析を続けるとし、前年度と同額の1,000万円を盛り込んだ

・同日、中期計画策定(2018年度から4年間)の基本方針を発表
現段階では、IRは含まれず。前回の中計では「IRの活用を検討する」と記述
横浜市 山下ふ頭再開発 一部先行開発見送り~政府IR方針との整合性は維持

・1月13日、神奈川新聞は、横浜市が12日までに、山下ふ頭の一部先行開発を見送り、全体一体開発する方針で検討を開始したと報じた

・横浜市は、全体一体開発について、2025年頃の完成を目指す方針

・新方針は、政府IR方針と整合する。政府は、2020年以降の区域認定、2025年前後の開業を想定。また、政府は、一部先行開業のスキームに対して慎重姿勢

・林市長 新年インタビュー「IRは白紙。国の動向を注視」

・1月4日、林文子・横浜市長が、マスコミ各社のインタビューに対応

・IRに関する発言は以下の通り。
「制度の全体像が明らかになっておらず、現在も誘致については白紙」
「(IR誘致を求める)横浜経済界の声、(慎重な)市民の声の両方を承知」
「国の動向を注視。ただし、IR関連の法整備を急いでほしいという考えはない」
「制度の全体像が明らかになってから、経済界の状況や市民アンケートでの意見を受け止め、横浜市にとって一番いい方法を考えたい」

カジノを含む統合型リゾート(IR)施設の有力候補地とされる横浜市中区の山下ふ頭。
山下ふ頭には、四十七ヘクタールの敷地に倉庫など約五十棟がある。コンテナ船の大型化で、物流拠点が水深の深い本牧ふ頭などに移り、二〇一五年に市が大規模集客施設の導入を柱とする再開発計画を策定した。計画は政府が進めるIR構想と重なる部分が多く、有力候補地と見られている。

実際の意見は以下の通り。


京浜急行電鉄~賛成派~

・2017年11月20日、京浜急行電鉄は、2018年3月期2Q説明会資料を公開
・引き続き、IR事業への参画を検討
大規模な街づくりの機会として、京急グループの経営資源を最大限に活用
新たな事業機会を創出し、沿線全域の活性化に繋げる
プロジェクトチームを設置
立地特性等を活かし、事業基盤である横浜において検討
IR実施法案の成立動向を注視し、スピード感を持って参画に向けた準備を進める


横浜商工会議所~賛成派~

・2017年9月28日、横浜商工会議所の上野孝・会頭は、記者会見
・(衆院解散に関連して、)「IR実施法案の審議が止まることは懸念事項。新政権で、早急な審議再開が大事」
・(横浜港運協会の主張に関連して、)「一貫してIRの開設を主張。市内の税収構造をみても、IRで税収を生んで活力ある産業を生み出す必要があるという主張は変えない」

横浜港運協会~反対派~

藤木会長は「カジノ反対。MICE中心HR。港湾人で」と言う意向を発表している。
・山下ふ頭再開発の方針は以下の通り。
1)MICEを中核にしたハーバーリゾート
2)同開発で年間1兆円規模の経済効果を目指す
3)カジノは不要
4)カジノは、市民の60~80%が反対
5)開発の主体は港湾人。IR/カジノ構想は我々港湾人を排除し、海外資本が中心となるリスク
・横浜港運協会は、横浜市に構想を提案する予定


林文子市長の考え

・2016年12月15日、IR推進法成立後、歓迎のコメント
「観光立国へ大きな一歩」
「IRは将来を一層確かなものとしていくために必要。市民にその意義を伝え、理解してもらえることに取り組む」
・2017年1月25日、IRへの態度を後退
「(誘致に)積極的に踏み込めるかどうか、まだ考えられない」
「具体的な動きをやっていくのは困難な状況」
「ギャンブル依存症の問題があまりにも大きい。解決する仕組みがなければ難しい」
・市長選(7月30日) 当選(3選)後のIRに関するコメント
「選挙戦の中で賛成の声とともに不安の声も聞かれた。国の動きも見ながらニュートラルな立場でしっかり研究していきたい」
菅・内閣官房長官の発言

市長選(7月30日投開票)前コメント IRについて「私はいいと思う」
・6月10日、菅義偉・内閣官房長官は、市長選についてコメント
「IRの中でカジノは一部。IRは、展示場、会議場、娯楽、宿泊などが一体の施設」
「そういう意味で、私はいいと思う」
・林市長の”IRについては白紙”スタンスについて
「ギャンブル依存症対策など、国会の動きを見極めるということなのだろう」

カジノIRジャパンより一部引用 詳しくはこちらから


横浜市の動向を慎重に見守りながら「日本カジノ学院」では夏前には横浜校の開校を予定しています。
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